投稿作に特化したいので基本的な事は全部省きます。
前置きなんていりませんね。必要なのは実用的な手法です。
その作品にしかないセールスポイントを意識しましょう。いわゆるウリです。特に設定に独創性がある投稿作をレーベルは求めています。文庫本の帯に書けるぐらいキャッチーな設定が理想的です。
どれだけ感動的でも衝撃的でも、その作品にしかない要素がなければ受賞はできません。読者は常に新しい物語を求めています。
斬新な作品が書けない新人作家なんてレーベルは求めていません。
3枚以内に読者の興味を惹きつけ、8枚以内に世界観と設定、主人公の目的を説明しましょう。
短い! と思うかもしれませんがページ数に換算すれば6ページと16ページです。6ページ以内に興味を惹きつけられなければ、先入観でおもしろくない作品として読まれてしまいます。
世界観の説明なんてだらだらやってる暇はないのです。まず最初の山場を持ってくる。これが大切です。
世界観と設定、主人公の目的はいわば作中のルールです。どんな世界でいかなる設定があり、その中で主人公は何を目的に行動を始めるか。
これらを明示しなければ読者はどう読んでいいか分かりません。編集さんも分かりません。
8枚と書きましたが現代日本が舞台なら5枚でも書けます。物語の密度を上げるためにも可能な限り早くルールを伝えられるよう心がけましょう。